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- 釜石市 新市庁舎建設事業・総工費は約68億円に 25年12月の完成目指す
- 釜石市は、新市庁舎建設に係る事業費を整理。建築主体、電気設備、機械設備の工事費と、工事監理委託料を合わせた額として68億2650万円を示した。うち、工事監理の一部893万8000円を除く額を、債務負担行為(23│25年度)により12月補正で設定する計画。この中には、電気設備工事費として12億3200万円、機械設備工事費で10億2400万円を盛り込んでいる。建築主体工事は入札済みで12月議会で本契約が議決されれば、月内にも着工の予定だ。設備工事2件については順調に推移すれば、月内で条件付一般競争により公告し、24年2月の入札、3月議会の本契約締結後、年度内の着工を計画している。施設は25年12月の完成、26年度内の開庁を目指す。
同市の新市庁舎建設事業では、建築主体工事に簡易型総合評価落札方式を採用し、条件付一般競争で再度入札。戸田・山﨑特定建設工事共同企業体を落札者として11月22日に仮契約を結んだ。入札価格は40億9000万円、総合評価点は200点満点中152・00点だった。
市は建築主体工事の落札を受け、設備工事2件について資材高騰などを考慮し、所要の予算を調整するとともに新市庁舎建設に係る事業費を整理。12月議会に改めて債務負担行為の補正を計上し、議決されれば設備工事の発注手続きを進めていくとしている。
債務負担行為(23│25年度)の内訳は、建築主体工事に44億9900万円(入札価格の税込み額)、電気設備工事費に12億3200万円、機械設備工事費に10億2400万円、工事監理委託料に6256万2000円の計68億1756万2000円となっている。
順調に推移すれば、設備2件は条件付一般競争により月内にも公告される見通し。24年2月上旬の入札、同月中旬の仮契約を見込んでいる。3月議会で本契約が議決されれば、3月下旬の着工を計画している。
新市庁舎の建設場所は同市天神町5番20号で、敷地面積は1万1757・92平方㍍。規模は、庁舎棟が鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄筋コンクリート造一部鉄骨造5階建ての、延べ床面積8007・59平方㍍、車庫棟は鉄筋コンクリート造2階建ての、延べ床面積748・60平方㍍。基本・実施設計は、佐藤総合計画が担当した。
施設は25年12月の完成、26年度内の開庁を目指す。庁舎周辺の道路整備や引越し費用、旧庁舎の解体費なども含めた総事業費は、81億円ほどになる模様。