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2026年
9月15日(火)
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県岩手土木センター 災害に強い道路網へ 国道282号佐比内トンネル開通
 県盛岡広域振興局土木部岩手土木センターが整備を進めてきた一般国道282号佐比内トンネルが完成し、12日には八幡平市の現地で開通式が開かれた。開通式には、県と市の関係者や地元住民らが参加。地域の悲願であった佐比内トンネルの開通と、トンネルを含む佐比内工区の供用開始を喜び合った。
 12年度に事業着手した佐比内工区の事業延長は760メートルで、道路幅員は一般部が12・0メートル、トンネル部が7・5メートル。工区内には、佐比内トンネル(延長210メートル)や佐比内橋(10・5メートル)などの構造物を含む。総事業費は約30億円。
 佐比内トンネルの築造工事には24年3月に着手。同年9月に工事安全祈願祭を催して本格的な掘削工事に入り、25年4月に貫通。同年12月からは舗装工事と照明設備工事を進めた。トンネル築造工事は(株)ピーエス三菱・(株)近江建設特定共同企業体、舗装工事は(株)佐藤組、照明設備工事は新興電気(株)が担当した。
 先行してスタートした起点側334メートルの道路改良は、23年度に完成した。このほどトンネルを含む426メートルが開通したことで、佐比内工区全体が供用開始となった。
 今回の開通によって幅員狭小や線形不良が解消され、▽災害に強い道路ネットワークの構築▽物流の効率化による産業振興支援▽広域的な観光振興支援▽救急医療の支援▽東北縦貫自動車道の代替機能の確保―などの効果発現が期待される。
 12日の開通式であいさつに立った県盛岡広域振興局の小野寺宏和局長は、地権者をはじめとする関係者への感謝の意を示しながら「このたびの開通により、東北縦貫自動車道の代替道路としての防災対応力が高まるとともに、安全・安心で円滑な通行が確保される。加えて、地域経済の活性化や観光振興など、地域のさらなる発展に大きく貢献すると思う」と、事業実施の意義を述べた。
 来賓の祝辞には、佐々木孝弘八幡平市長、工藤剛県議会議員が登壇。佐々木市長は「佐比内トンネルの開通によって快適となった道路ネットワークを最大限に生かし、より多くの人に当市を訪れていただき、交流人口と関係人口の拡大、産業の活性化を推進していきたい」と、地域社会の発展の強い決意を示すとともに、トンネル銘板に揮毫した田山小学校児童たちの明るい未来を祈った。
 岩手土木センターの荒澤秀昭所長による事業経過報告に続き、関係者と田山小の児童らがテープカットとくす玉開披。一同は完成したばかりのトンネルを往復して、地域の悲願であるトンネルの開通を喜んだ。
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