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2026年
6月30日(火)
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県沿岸広域振興局土木部 建設業の魅力を体験 釜石高校2年生が大松砂防堰堤を見学
 県沿岸広域振興局土木部は、建設業の担い手確保を目指し、県立釜石高校(田鎖伸也校長)の2年生36人を対象に25日、釜石市内の大松砂防堰堤の見学や出前授業を実施した。生徒たちは現場での体験学習を通し建設業の役割・魅力について理解を深めたほか、座学で土砂災害に対する防災対策や避難の重要性を学んだ。
 見学会は、㈱山長建設が施工した「大松砂防堰堤改築工事」の現場で行われた。工事は既設の堰堤に新しくコンクリートを約2・5㍍張り付け安全性を高めたもの。既設堤長93・3㍍のうち85・4㍍の範囲で鋼製型枠工を実施し、25年8月に完成した。
 生徒は地域を土砂災害から守る大型構造物の迫力を体感したほか、現場でバックホウの試乗やドローンの操作、VR(仮想現実)を使った転落防止の安全教育も体験。興味津々にモニターを見ながらドローンを大空に飛ばしたほか、重機の試乗では真剣なまなざしでレバーを動かし、バケットで土砂を掘る作業に挑戦していた。
 同校での座学では、土木部職員が砂防事業の出前授業を実施。土砂災害について土石流、地すべり、がけ崩れといった種類や、発生件数が増加している状況を解説した。防災対策では砂防堰堤や急傾斜地崩壊対策施設の設置によるハード対策とともに、ソフト対策として防災マップで事前に危険な区域や避難場所を確認し、早めに避難する重要性を強調。土石流の模型を使った実習も行われた。
 建設業の概要も講義し、生徒は「土木」と「建築」の2分野あることや、地域の守り手としての意義、技術革新の状況、建設業に就くための進路についても学んでいた。
 授業を受けた佐藤孝多さんは、「土木工事が自分たちの生活を支えていることや、建設業の大切さを知ることができた」と感想を語っていた。
 同土木部の藤原慎河川港湾課長は、担い手の確保に向け「授業を通じ、建設業という分野があることを知ってほしい。進路の参考にしてもらえれば」と期待を込めていた。
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