カレンダー

2025年
11月18日(火)
22:25

トピックス

県久慈審査指導監 新街橋の上部工を公告 申請期限は26日正午
 県北広域振興局久慈審査指導監は17日付で、総合評価落札方式(簡易1型)で実施する「二級河川長内川筋長内地区新街橋橋梁上部工工事」を公告した。申請書の提出期限は26日正午で、入札は12月9日に行われる。
 この工事は、久慈川水系長内川の浸水対策重点地域緊急事業に関連し、久慈市長内町地内で架け替えが必要となる久慈市道新街橋通り線「新街橋」の上部工を行うもの。同橋は橋長121.2㍍、幅員8.50㍍で、上部工形式は鋼3径間連続I桁(鈑桁)橋(合成および非合成設計)で、下部工は逆T式橋台と壁式橋脚(小判形)。
 今回公告された工事の主な工事概要を見ると、架設工208.3㌧、支承工16個、床版工230立方㍍、伸縮装置工(車道部・歩道部)15㍍、橋梁用高欄工259㍍など。工期は448日間を予定しており、予定価格は4億4075万円。
 長内川と小屋畑川では、19年台風19号において洪水が発生し、周辺の家屋が浸水。床上浸水123戸、床下浸水110戸の甚大な被害が発生した。県は、東日本台風の洪水と同等規模の洪水に対応するため、長内川と小屋畑川の河川改修を計画した。
 2021年度に事業着手し、河道の付け替えや河道掘削、橋梁の整備などを実施し、早期の地域の安全確保を図っている。事業期間は26年度までを予定しており、総事業費は約70億円と試算されている。
 このうち長内川では、河川改修に合わせて、今年度から新街橋の架け替え工事に着手。9月には下部工(その1)、同(その2)工事を入札し、いずれも宮城建設が落札した。
 小屋畑川の河道付け替え区間では、長内地区護岸工ほか(その1)工事、同(その3)工事が公告中。先ごろ新川3号橋の上部工工事を入札し、北日本機械が落札した。
 事業を所管する県北広域振興局土木部では、掘削工事などの本格化に伴い、隣接工事との調整が重要としており、周辺環境への配慮として、騒音・振動対策などにも取り組む。
バナー バナー バナー バナー バナー バナー バナー バナー バナー バナー 2025年版岩手建設年鑑販売中バナー 岩手建設年鑑ご購入の方へ