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2026年
8月18日(火)
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奥州市・地域医療に係る進捗状況 検討会議で中間取りまとめ 水沢病院は耐震補強など
 奥州市は、地域医療に係る各事業等の進捗状況について、17日に開かれた市議会の全員協議会で示した。地域医療体制の再構築に向け、郷右近浩市長と地域の医療関係者が対話する地域医療検討会議は、24日に第5回の会議を予定し、中間取りまとめを行う予定。総合水沢病院については、本館や検査手術棟で耐震補強、旧精神科棟を取り壊しの方向性で、耐震補強に向けて調査業務を発注したいとしている。
 市では、新医療センターに関して事業を凍結し、地域医療の在り方をゼロベースから再検討している。地域医療検討会議は、市の持続可能な地域医療体制の構築を目指し、役割分担や連携の在り方、進め方等を検討するため行っている。意見交換を、今後の在り方の検討に役立てる位置付けの会議としている。
 会議は、2カ月に3回程度、おおよそ6カ月間を目途に開く見通しで、これまでに4回開いた。将来の人口推計と医療需要の変化、入院機能の役割分担と連携、救急機能、在宅医療、外来機能等についてをテーマに対話してきた。
 24日に予定している第5回の会議終了後、中間取りまとめを公表する予定。第6回から第9回の会議では、第5回までの課題分析などを踏まえ、市が実施すべき医療施策などについて、意見交換する予定。検討会議を終えた後には、成果を最終取りまとめとして公表する見通しだ。
 最終取りまとめを参考に、(仮称)奥州市地域医療グランドデザインを策定予定。グランドデザインの骨子案は、現段階で▽目指すべき地域医療の将来像▽市立医療施設の在り方▽持続可能な体制づくりに向けて―の3章構成としている。
 「目指すべき―」は、人口推計や医療需要の変化、入院や救急、外来などに関する市の現状と将来見通し、目指すべき将来像を内容とする。「市立医療施設の―」は、現状と将来の在り方。「持続可能な―」では、市の施策等、新たな地域医療構想との整合性の確保、施策の実施工程を項目としている。
 総合水沢病院の耐震補強に関しては、老朽化が進むほか耐震性能が不足していることから、施設の安全対策を早急に講じる方針。現時点での方向性を見ると、本館の耐震補強として、ブレースの設置や耐力壁の設置。検査手術棟でも、耐震補強を講じる。
 旧精神科棟は、補強工事が困難で、内部にある透析センターを本館内に移設したうえで、建物を取り壊す。各施工は、患者の入院や外来診療等を継続しながら進める構えだが、手術室など工事中の使用が難しい場合、その間の代替案を検討するとしている。
 耐震補強を進めるに当たっては、専門的・技術的見地での確認・助言を得るために、設計事業者に調査業務を発注したい考えでいる。今後、予算措置を予定している。
 全員協議会では、新医療センターに関して事業を凍結したことに伴う、同センター基本設計業務の契約解除に向けた協議状況も示された。契約相手方への損害賠償の金額に関し、顧問弁護士に委任して交渉を進めていくとしている。
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