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完工高は前年度比5・2%増に 上位100社の総額 本社調べ
 (株)日刊岩手建設工業新聞社は、2025年度における県内建設企業の年間完成工事高(完工高)のランキングをまとめた。県内建設業上位100社の完工高の総額は2491億9542万円で、前年度に比べ5・2%増となった。完工高は6年連続の減少から、増加に転じたものの、物価上昇の影響もあり、依然として厳しい状況が続いている。
 県内建設業の完工高ランキングは、県土整備部と東北地方整備局に提出された建設業許可申請書から抜粋したもの。25年4月から26年3月までの会計年度における決算時の数字によりランキングした。
 それによると、県内建設業(専門工事業を除く)上位100社の完工高の総額は、2491億9542万円となり、前年度に比べ122億2716万円、率にして5・2%増となった。
 県内建設業の完工高は、1985年度までマイナス成長を続けた。景気上昇とともにプラスに転じ、バブル期の89、90年度には2桁台の伸びを示した。
 その後はバブル崩壊による景気の低迷が続く中で、1桁台の伸びで推移。98年度までは増加傾向を維持していたものの、99年度からは8年連続で減少。07年度は微増となったが、財政難もあり、08年度からは4年連続で減少した。
 東日本大震災の復興事業が本格化した12年度には大幅増に転じ、15年度までは4年連続で2桁台の伸びを記録。復興事業がピークを過ぎた16年度からは増加幅が減少し、19年度には再び減少局面に入った。特に22年度は2桁台の大幅減、23年度には2・5%減となったものの、24年度には7・4%減と減少幅が拡大していた。
 25年度には増加に転じたものの、物価や人件費の高騰が工事費自体を押し上げている面もあり、完工高は伸びているものの、依然として県内建設業にとっては厳しい状況が続いている。
 上位100社のうち、前年度の完工高を上回ったのは70社で、前年度に比べ28社増えた。完工高100億円以上の企業は前年度同数の3社、50億円以上は1社少ない3社だった。
 上位10社の完工高の合計は1063億7120万円で、前年度に比べ21億2321万円、率にして2・0%増加している。上位10社は日本住宅(株)(盛岡市)、(株)タカヤ(同)、(株)平野組(一関市)、宮城建設(株)(久慈市)、菱和建設(株)(盛岡市)、(株)カガヤ建設(同)、大伸工業(株)(同)、(株)佐々木組(一関市)、樋下建設(株)(盛岡市)、(株)遠忠(八幡平市)。カガヤ建設、大伸工業、遠忠の3社が新たにベスト10入りした。
 11―20位で、完工高が前年を上回ったのは8社。(株)栄開発(北上市)とEC南部コーポレーション(株)(奥州市)、(株)アルバライフ(二戸市)の3社が20位以内に入った。また今回、18社が完工高を上げ、前年度のランク外から100位圏内入り。そのうち岩手建設工業(株)(北上市)は34位にランクした。
 業種別の完工高ベスト3は、土木工事が宮城建設、樋下建設、佐賀組、建築工事が日本住宅、タカヤ、平野組、管工事が(株)近藤設備(西和賀町)、オヤマダエンジニアリング(株)(盛岡市)、(株)トライス(同)、電気工事が岩手電工(株)(盛岡市)、新高電気(株)(同)、(株)興和電設(同)となった。
 (調査対象は県内に本社を置き、県営建設工事請負資格をを有する企業)
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