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2025年
11月27日(木)
22:28

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花巻市 新花巻図書館の基本・実施設計 公開プレゼンで最優秀者が決定
 花巻市は、JR花巻駅に隣接する同市大通り一丁目に(仮称)新花巻図書館の建設を計画。「新花巻図書館整備基本・実施設計業務委託」を公募型プロポーザル方式で実施しており、24日に第二次審査として公開プレゼンテーションを実施し、最優秀者として昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所共同企業体を選定した。次点者は西澤・畝森設計共同企業体だった。
 公開プレゼンテーションは、同市若葉町の市文化会館大ホールで開催。同日は、最優秀者と次点者のほか、C+A・木村設計A・T設計共同企業体、kittanstudio・スタジオウエスト設計共同企業体、㈲マル・アーキテクチャ、FULL POWERSTUDIO㈱の6者が参加した。
 同日は、市民らも来場し、各提案者から新花巻図書館の設計コンセプトや空間構成、市民の利用を想定した具体的な提案などを発表。選定委員からは、図書館機能の充実度、建物の持続可能性、花巻らしさの表現、市民の使いやすさなどの質問が出され、各提案者と質疑応答を展開した。
 公開プレゼンテーション終了後、選定委員による最終審査を行い、最優秀者(優先交渉権者)として昭和設計・tデ・山田紗子建築設計事務所共同企業体を、次点者として西澤・畝森設計共同企業体をそれぞれ決定した。
 今後、12月3日をめどに、同プロポーザル全体を通した審査の講評をホームページに掲載予定。公開プレゼンテーションや選定委員からのヒアリングの様子は、近日中にYouTubeで公開を予定している。
 市は7月に同業務を公告。全国から61者の応募があり、9月26日に東京都内で、第一次審査として各応募者から提出された書類を選定委員会が書面審査を実施。参加表明書の内容に基づく定量的評価(技術提案書提出者の能力、配置予定技術者の能力等)並びに、定性的評価(計画に関する考え方、チームやプロセスのコーディネート)をもって総合的に審査。審査の結果、5番目と6番目は甲乙つけがたい内容であると判断し、6者を第二次審査の対象とした。
 新図書館の敷地面積は、現在JR東日本所有地で図書館建物を配置することとなる土地(約3664平方㍍)のほか、図書館前広場、駐車場および駐輪場の整備方針と併せて、今回の業務でどこまでを図書館敷地とするかを決定。
 施設の延べ床面積は約4500平方㍍を想定し、構造や階数は今回の業務で決める。ZEB化の導入を見込む。総事業費は約40億円と試算している。契約期間は2027年3月19日までで、提案上限額は3億7100万円となっている。
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