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2026年
8月10日(月)
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北上川ダム統合管理事務所 湯田ダムが効果を発揮 既往最大の流入量も下流の被害を軽減
 東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所は、今月1~2日前線の影響で管理開始以来62年で初めて計画規模を超える洪水に直面したが、湯田ダムの貯留効果により北上市における約100戸の浸水被害を防止したと推定されると発表した。
 1~2日にかけての湯田ダム流域では、8月の月平均降水量と同程度の降雨が約2日間で観測された。
 同期間で、ダムへの流量が最大毎秒2470立方メートルとなり、計画高水流量毎秒2200立方メートルを上回る既往最大の記録的な流入量となった。このうち、約8割の水量(最大毎秒2081立方メートル)をダムにため込む操作を行い、下流の被害を軽減した。貯留した水量は、東京ドーム約48杯分に当たる約5900万立方メートルという。
 一時は、ダムの洪水時最高水位を超過する予測が示され、「異常洪水時防災操作(緊急放流)が必要となる可能性(ダム下流の北上市で避難指示発令の可能性)」があった。下流河川に流す水量を、最大で毎秒2081立方メートル低減した。
 湯田ダムがなかった場合、ダム下流の北上市瀬畑橋地点付近では、さらに水位が上昇し家屋など約100戸の浸水被害が発生したと想定される。
 同事務所は、管理する5大ダムで最悪の事態下においても防災業務を迅速・的確に遂行するため、梅雨や台風など降水量が多く洪水が起こりやすい洪水期の前に各種訓練などを通じ、防災体制の強化を図っている。湯田ダムにおいても、26年度の洪水期前に洪水対応演習や警報訓練、クレスト点検放流など大規模洪水を想定した訓練を実施した。
 今回の洪水において湯田ダムで一時、異常洪水時防災操作(緊急放流)の可能性が生じた際、関係自治体への迅速な情報提供により、避難情報発令準備に役立ったことから、事前の訓練や準備の成果が生かされる形となった。
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