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- 大槌町 8月5日に記念式典 追悼の場「鎮魂の森あえーる」
- 大槌町が同町須賀町に東日本大震災の追悼・鎮魂の場として整備している「鎮魂の森あえーる」は、今月末にも完成し、8月5日午前10時から記念式典を行う。式典後は正午から午後5時まで献花を受け付ける。同月15日には大槌漁港内の海づくり記念公園で、震災で犠牲になった町民1286人と同数の花火も打ち上げられる。
13日の記者会見で、平野公三町長は「末永く愛される施設になってほしい」と、町民に親しまれる場となるよう願った。
整備場所は、町中心部を守る大槌川水門の周辺で、敷地面積は約1・45㌶。
園内には、中心部に大きな円を描く管理通路(幅員3㍍)を設置。円の内部にはアプローチ園路(幅員8㍍)や水盤を設けるほか、水盤から階段を上がったエリアには芳名碑、献花台を配置。芝生広場なども整備する。円の外側には、トイレ棟や駐車場などを設ける。
施設は23年7月に起工式を実施し、工事を進めてきた。設計は㈱総合設計研究所、土木工事は松村建設㈱、トイレ棟の建築は林崎建設㈱が担当。当初計画の総事業費は約5億3000万円。